【読了】小袖日記 柴田よしき
よもぎです。
「小袖日記」柴田よしき
読了しました。
購入してからずいぶん長い間、積読本の中に埋もれていた作品。
というのも、最初に読んだ時に文体がわたしには合わなくて
読み進めることに苦痛を感じるほどだったので
すぐに読むのをやめてしまったのです。
でもいつか読める日が来るかもしれないな、と
処分はせずに本棚で眠っていてもらいました。
かなり久しぶりにそれを手に取り読み始めてみたら
あんなに苦痛だった文体が今はすんなり受け入れられる!
しかも面白い!
わたしが読めるようになるまで待っててくれてありがとう。
で、この「小袖日記」
不倫の恋に破れた女性がヤケクソ気味でいたところに
雷が落ちてそのショックでタイムスリップ!
たどり着いた先はなんと平安時代で
紫式部が源氏物語を執筆するための手伝いをすることに…というお話。
当時の生活ぶりや性別による待遇の違いなどを知ることができ
さらに女性の生き方についても考えさせられる作品でした。
なぜこれを以前は読めなかったのか今となっては謎でしかありませんが
今読めたことに何か意味があるのかもしれないな、と思ったりもしてます。