初めてのチョコミント
今やすっかり人気者のチョコミント。
「チョコミン党」などという言葉をよく見かけるようになりました。
わたしも好きです、チョコミント。
ここまで毎行「チョコミント」という単語が出てきています。
ゲシュタルト崩壊目前です。
わたしが初めてチョコミントを食べたのは、おそらく小学生~中学生の頃。
あの爽やかな色に「ミント」という大人っぽい雰囲気を醸し出すオシャレそうな名前。
少女が憧れるのは無理もない!と思います(力説)
ずっと食べてみたかったんです。でもなかなか買ってもらえなかったんです・・・。
ある日、少し離れた町に住む年上のイトコが遊びに来ました。
わたしより5歳上のその親戚のお姉ちゃんは、会う度に一緒に遊んでくれたり、ちょっとした雑貨を買ってくれたりと、今思うと随分可愛がってくれていました。
そのお姉ちゃんがわたしを買い物に連れ出し「アイスでも食べて休憩しようか」と言ってきたのです。
ショーケースの前に一緒に立ち「どれがいい?」と訊いてくれるお姉ちゃん。
わたしは迷わず「チョコミント」と答えました。
普段は「チョコミントが食べたい」と言ってもなかなか買ってもらえず、何なら「子供はそんなもの食べなくていい」ぐらいのことは親に言われていたので、お姉ちゃんにも「ダメだよ」と言われてしまうのではないかと、内心びくびくしていました。
ところが、お姉ちゃんは「チョコミントね」と快く買ってくれたのです。
憧れのチョコミントが、ついにわたしの手の中に。
甘い中にもミントのスースーする感じが面白くて、なんて美味しいんだろう!と感動したことを覚えています。そしてちょっと大人になった気もしました。
時を経て大人になった今も、チョコミントは大好きです。あの時アイスを買ってくれたお姉ちゃん、本当にありがとう。わたしはすごく嬉しかったよ!