よもぎ日記

ゲームや読書が好きなインドア派。平凡な日常ネタばかりになると思いますが、インターネットの片隅でこっそり生きていくつもりです。

【本】羆嵐 吉村昭

よもぎです。

昨夜テレビで、実際にあった熊の被害を再現して紹介している番組を見ました。食事をしている時につけたテレビがたまたまそのチャンネルで、そのまま見続けてしまいました。

流血シーンや人が襲われるシーンがあるので、あまり食事時に向いた内容とは思えませんけど、でも見ていました。

 

くま、こわい。

そのことは「知識」として知ってはいるけれど、幸い、檻の外の彼らに遭遇したことはないのでその恐怖を「実感」はできていません。したくもないですが。

 

わたしは北海道民なので、熊の知識はきちんと持っていたいです。熊が出た、というニュースを時々聞きますし。他人事ではないんですよね、熊の話は。

 

その恐怖のクマ番組を見ながら思い出したのが

吉村昭羆嵐

これ、怖すぎてやべぇから。言葉が汚くて失礼。でも「怖い」「ヤバイ」なんてもんじゃなく「やべぇ」んです。

 

舞台は開拓時代の北海道。とある集落に1頭のヒグマがやってきます。そいつは何人もの人間をその手にかけ、殺していきます。その様子が克明に記されている本書、実際にあった事件をもとに書かれているんです。作り話じゃないんです。

 

ヒグマというのは頭の良い動物だと聞いたことがあります。この作品の中ではこいつの襲撃に何度か遭うことになりますが、ああほんとに頭いいんだな、と。もう恐怖しか感じられませんでした。人間の無力さも思い知りました。怖い本を読みたいなら、ホラーよりこの「羆嵐」を読んだほうがよっぽど怖いのではないでしょうか。そしてクマに対する警戒心を植え付けるためにも、一読をおすすめしたいです。