【本】だから見るなといったのに 恩田陸 他
この本、帯にこう書いてありました。「恐怖は、なにげない顔でそこにいる」
こんばんは、よもぎです。
だから見るなといったのに
こちらは、9名の作家による作品が収められたアンソロジーとなっております。まあ言ってみれば短編集ですので、読書の時間があまりとれないなー、なんて方でもちょこちょこ読めるのではないでしょうか。大きさもお値段もお手頃な文庫ですしね。
ホラーというよりは「世にも奇妙な系」かな。わたしは恐怖よりも不気味さをより強く感じました。こういうの、すき。
特に好きだったのは、織守きょうや「とわの家(や)の女」、澤村伊智「高速怪談」、素晴らしい…!と拍手をしたくなったのが北村薫「誕生日 アニヴェルセール」でした。あえて3作品を挙げましたが、どの物語も大変面白かったです。
アンソロジーって、今まで知らなかった作家の作品も読めてお得。わたし、織守さんは初読みだった上に好みの物語だったので、他の作品も読んでみたいです。