よもぎ日記

ゲームや読書が好きなインドア派。平凡な日常ネタばかりになると思いますが、インターネットの片隅でこっそり生きていくつもりです。

【本】ラプラスの魔女 東野圭吾

ようやく体調不良から開放されたと思いきや、今度は普通に風邪をひいたっぽいよもぎです。さぁ!虚弱体質で年末まで突っ走るぜ!

 

そもそも体力がないので突っ走れないというのはさておき、咳が少し出始めているのでマスク必須です。

 

さて、今日は久しぶりに読了した本について。

 

ラプラスの魔女 東野圭吾

これ、映画化されていたんですね。最近はそういった情報にも疎くて、随分いろんな面で遅れをとっているなぁと思うわたしです。

 

もう何年も前ですが、狂ったように東野圭吾作品ばかりを読み漁っていた時期がありました。東野作品を読まないと死ぬのかな?ってくらいハマりにハマって読みまくってました。この「ラプラスの魔女」はかなり久しぶりに手に取った東野作品です。以下、軽くネタバレっぽい記述があるかもしれませんので、未読の方はご注意ください。

 

これは…ミステリ…?ミステリに分類しても大丈夫なやつなんですかね?

北海道の実家に帰省した母とその娘。二人が現地で竜巻の被害に遭い、そこから物語は始まります。数年後、ある場所で起きた殺人事件。それがどうつながっていくのかお楽しみに。

 

ざっくり言うとこんな感じなんですけど。

 

わたし最近、読みながら「粗探し」そして「重箱の隅つつきまくり」のようなことをしてしまう悪い癖がついているようで、登場人物の1人である温泉旅館の女将さんが「こんな温泉街に若者が1人で来るなんておかしい、あやしい」「こんな年の差カップルが夫婦だなんてありえない。おかしい、あやしい」なんて頭の中でつぶやいているシーンで思わず

 

客の勝手だろ

 

とかイラッとしてしまったんですよ。それ以前に、そういったわかりやすい伏線にイラッとしてしまったといいますか。明らかに伏線以外の何者でもない表現を見つけると、なんだかがっかりしてしまって。

 

ああ…あんなに大好きだったのに…東野圭吾作品…。

 

たまたま、わたしとこの作品との相性が良くなかっただけかもしれません。東野氏の作品を過去に何冊も読んできて、彼の創作の引き出しの多さに驚いたことは今でも鮮明に覚えています。

 

ミステリやサスペンスを読むとき、わたしは著者に騙されたいんだと思います。

 

「えぇっ!そういうことだったのぉ!?」とびっくりして「あぁ面白かった」と言いたいんだろうなぁと。実際、この「ラプラスの魔女」で起きた事件の真相も「そういうことだったの!?」の部類には入るのですが、その入り方が若干「えー…そういうテはアリなんですか…」と納得できなかったんです…。

 

でもこの作品、映画化してるってことは面白い!て思った人がたくさんいるってことですよね?ただ単に「東野作品は映像化しときゃ金になるから(ゲスい顔)」みたいな大人たちがなんでもかんでも実写化させているわけではないですよね?

 

うーん。やっぱりわたしの感性とは合わなかっただけなのかな、と思うし、むしろそう思いたいです。だってそんなに(映画化される価値があるようには思えず)面白くなかったんだもん…。気分を害されたファンの方がいらしたら、ごめんなさい。あくまでも個人の感想です。