よもぎ日記

ゲームや読書が好きなインドア派。平凡な日常ネタばかりになると思いますが、インターネットの片隅でこっそり生きていくつもりです。

紅葉はさみしい気持ちになる

今週のお題「紅葉」

 

木々が赤や黄色に色づき美しくなる季節ですね。

春から初夏にかけて瑞々しい緑色の葉が大きく茂り始める季節も好きですが、秋の色づきはまた違った雰囲気になってきれいですよね。

 

そういえば、わたしは「さぁ!紅葉を見にいこう!」と出かけたことがありません。たまたま出かけた先で紅葉を目にして「きれいだなぁ」というのは何度もありますが、外出の目的が紅葉だったことがないのです。

 

紅葉というか…そもそも秋を楽しんだことがないような…。しいて言えば、夏が終わって冬が近づき始めた頃にもこもこした服装ができる、というのが秋の唯一の楽しみかもしれません。秋にもこもこ、というのがポイントで、冬になってしまうといくらもこもこを装備しても寒いので楽しくないんです。

 

「食欲の」「読書の」「スポーツの」秋、と言われますが、秋だからといって特に意識して「食べるぞー!読むぞー!運動するぞー!」などとしたこともないし…。考えてみると、わたしは秋を無視しすぎているかもしれません。

 

唯一、秋を感じるのがやはり「紅葉に気付いた時」になるでしょうか。前述のとおりわたしの中では「紅葉を見に行く」という行楽は存在しないため、単純に冬へのカウントダウンでしかありません。

 

そう…紅葉が始まると覚悟をしなくてはならないんです、忍び寄る冬に対しての。

 

紅葉が終わる頃、北海道では雪が舞い始めます。本格的に寒くなり始めます。どんよりした空から雪がちらほら舞い降りてくると、なんか色々と諦めます。何を諦めるのかといわれると答えに困ってしまうのですが、とにかく諦めるのです。「またこの季節になったか」と。諦め、そして受け入れるのです、秋が去り今年もまた寒い冬がやってくることを。

 

紅葉は、冬が近づいているということを嫌でも実感してしまう自然現象です。冬には雪が積もり、あたり一面が雪でおおわれ真っ白な世界になります。それは時に幻想的で美しくもあるのですが、その場で生活している身としてはため息をついてしまう景色だったりもします。

 

色彩の乏しい季節がやってくる。わたしの場合、紅葉はそれと結びついているので、桜が咲く頃とは違いテンションがダダ下がり。寒いし雪かきめんどくさいし冬道の運転怖いし…と、文句を言い出すとキリがありません。じゃあなんで北海道に住んでるんでしょうね、わたしは。笑。なお、生まれも育ちも北海道です。

 

なんだかんだ言いつつも、結局好きなんですけどね、ここが。

 

とはいえ、やはり寒い季節がやってくるのは憂鬱なので、紅葉はわたしにとって「さようなら色鮮やかな世界…また春にね…」と、じんわりさみしくなってしまうものなのでした。