よもぎ日記

ゲームや読書が好きなインドア派。平凡な日常ネタばかりになると思いますが、インターネットの片隅でこっそり生きていくつもりです。

【本】体育館の殺人 青崎勇吾

体育館シューズ、というものに馴染みがないよもぎです。

 

 体育館の殺人

これ、Kindle Unlimitedあったんですね。知ってたらそっちで読んだのに。

第22回(2012年)鮎川哲也賞の受賞作品だそうです。学園ミステリですよ。あ…わたし…鮎川哲也作品、未読です…今度読んでみます。

 

本を開きますと、事件現場となる学校および体育館の見取り図が出てきます。見取り図だいすき!いえ、見取り図そのものが好きなのではなく、見取り図が出てくるミステリが大好きなんです!文章を読み進めながら時々見取り図を確認して「ふむ…この部屋からあそこへ行くのは無理か…」とかやりたいんですよ!見取り図だいすきウェェェイ!

 

この「体育館の殺人」タイトルの通り、体育館で生徒が殺されます。でもそこは当時密室、犯人の脱出経路は?そして誰が犯人?

 

各章のタイトルも面白かったし、探偵役のキャラもクセがあってわたしは好きでした。ただ、探偵役さんは時折ちょっとマニアックなことを口走るので、もしかしたら何を言ってるのか理解できない人もいるかもしれませんね。もし理解できなくても物語を読み進める上で何の問題もないので大丈夫です。

 

終盤の謎解き章は見事でした。引き込まれました。文章も軽めで読みやすいので、普段あまり本を読まない中高生なんかにもおすすめです。

 

ところで作品の内容からは離れてしまいますが、見取り図を見ていたら校舎に渡り廊下がついていたんですが、渡り廊下って、壁がないものなんですか?よく見る学園モノのマンガやドラマでは屋根と床だけ、って感じなので。というのもですね、わたしは生まれも育ちも北海道でして、こちらの校舎では渡り廊下は普通に壁があり完全なる「屋内」なんです(もしかすると北海道でも壁のない渡り廊下が存在するかもしれませんが)壁のない渡り廊下だと、冬場、雪かきをしないと体育館へ行けないから…なのでしょうか、やはり。下手すると扉が凍り付いて体育館に入れないとか普通にありそう。

 

あ、だから体育館シューズが必要なの?渡り廊下、壁がない=土埃がたまりやすい、とかで靴底が汚れるから?

 

違ってたらごめんねって感じですが、壁のない渡り廊下も体育館シューズも、わたしの中では「マンガ・ドラマの世界でのお話」なので、ちょっとピンとこないんですよねぇ。

 

以上、余談でした。笑。