【本】マリー・アントワネットの日記 Bleu 吉川トリコ
よもぎです。
昨日の続き。
yomoginosukinamono.hatenablog.com
こちらの2巻目にあたります「マリー・アントワネットの日記 Bleu」です。
作中に出てくるマリー・アントワネットの日記帳の色が前作ではピンク、今作では青なのでタイトルにもそれにちなんだ色の名前がついているのだと思いますが
Bleu?Blueでなく?
と、真っ先に疑問に思ってしまった自分の勉強不足をがっつり思い知りました。タイトルに使われているのはフランス語で青、という事だったんですね。ほんと・・・もうね、読書をするたびに己の勉強不足を痛感しているので(実際その通りなんだけど)わたしにはまだまだ学ばねばならないことが山のようにあるんだなぁ・・・と。今回も声なき指摘をありがとう、本よ。
別にフランス語がわからなくてもフランス行かないしwww
とかそういうことではなく、自分の知識が増えるということはそれだけ自分の世界も広がるということですからね。わたしは自分の世界を広げたい。だから本を読む。「それが何の役に立つの?」と思われるかもしれないけど、答えは「人生が楽しくなる」でしょうかね。それでいいんです。ひっそりと自分だけがわかる楽しみを増やしていくんです。くふふ。
マリー・アントワネットの日記に話を戻します。
前巻から時が流れ、成長し、母になったトワネットちゃん。相変わらず己の信じる道を突っ走っていますが、ついに起こってしまいます。フランス革命です。
民衆からすれば「打倒王室!俺達の税金で贅沢しやがって!ぶっ殺ぉす!こっちは食うもんもねぇんだよ!」てな感じですが、わたしはトワネットちゃんに完全に感情移入してしまっているので「落ち着けお前ら」と民衆を宥めたくて仕方ない。
でもま・・・宥められないよね・・・うん・・・。
王室はどんどん窮地に追い込まれていきます。最終的にルイ16世、マリー・アントワネットの二人が斬首されたことは皆さんご存知でしょう。そこに至るまでの王室一家のやりとりが・・・落涙を禁じえない・・・。
いやね、本のカバーにも書いてあったのよ、「泣くよ?」って。でもさ、そんな「泣き」を押し付けられたくなかったんです、わたしは。いやそんなこと言ったって泣かないし。何泣かそうとしてるのこっちはねそう簡単には泣かないよ(鼻で笑う)ぐらいな勢いだったんですけど、だめでした。
だめでした・・・。
そしてマリー・アントワネットは最期まで王妃でした。立派でした。彼女のプライドは本物でした。わたしはそんな彼女にも涙してしまいました。