よもぎ日記

ゲームや読書が好きなインドア派。平凡な日常ネタばかりになると思いますが、インターネットの片隅でこっそり生きていくつもりです。

【本】真夏の航海 トルーマン・カポーティ

よもぎです。

 

もう北海道は冬になったというのに、また夏の物語を読んでしまいました。

 

 真夏の航海

 

いいとこのお嬢様が、両親の長期留守中にハメを外しちゃうお話。ハメを外しすぎちゃってる感が否めませんでした。つまり…世間知らず…ということになるのでしょうか。身分の全く違う男と付き合っちゃったりして、あーあ大丈夫かなぁこの人…と心配になりました。

 

まぁ仕方ないですよね。自分とは違う世界に住む人に憧れ、惹かれるというのは、誰にも止めることができないのかもしれません。自分や周囲にないものだからこそ輝いて見えるのでしょう。ただ、パッと見は輝いていても、その裏側はハリボテなのかもしれません。そこのあたりの見極めができないと、未来はそんなに明るくないでしょうね。

 

そもそも簡単に見極められるほどの目を持ってるなら、そんなフラァ~っと惹かれないって話なんですけどね。

 

旅先から戻って色々と知ることになるご両親、さぞや…さぞや…。ああ、いたたまれない、この気持ち。