なかなか読み終われない本がある
今日はちょっと体調が悪かったよもぎです。
夏の疲れが出てきたのか、なんだか胃の活き(?)が悪い感じ。食欲が若干落ち気味です。今年は病気をして体力落ちてるから、本格的な冬が始まる前に、体力作りが必須かなと考えているところです。
さて、本日は待ち時間のある外出へKindle端末を連れていきました。数十分待ったので、本来、結構読めたはずなんです。ところが。
読み始めると眠くなるんだ、この本が。
かれこれ1年半ほどちびちび読み続けているのですが、一向に読了できる気配がありません、レ・ミゼラブル。
今日も待ち時間の友として読んでいたのですが、眠くなってウトウトする始末…(まあ体調が悪かったのも一因かもしれませんが)。
でも未読だし!
たぶん、知識として内容を知っておいた方が良いと思われる作品だし!
だから読むし!
と、心に決めて読みはじめてから1年と数ヵ月…。Kindle端末によると、全体の75%まで読んだみたいです。残り15%!もうすぐじゃん!て思うでしょ?その15%が長いんですよ…。
ただね、読んでてわかるんです「これは読了しておくべき作品だ」と。
文体や内容によって読むのがしんどい作品、というのが時々あります。「しんどいから読むのやめよう時間の無駄」「いや…でもこれは読了する価値がある」わたしの場合、大抵はこのふたつに分かれます。そしてレ・ミゼラブルは間違いなく後者の香りがぷんぷんしています。
ドグラ・マグラを読んだ時もそうでした。チャカポコが辛くて辛くてわたしは一体何の修行をしているのだ?と途中で投げ出しそうになりましたが、どうも読んでおいた方がよさそうな気がして意地で読了しました。「結局何だったんだよー!?」というしょうもない感想しか出てきませんでしたし再読は未だにする気になれませんが、それでも「読んでよかった」と強く思いました。
何が「よかった」のか自分でも理解できていませんが、あの強烈な読書体験はそうそう味わえるものではありません。そういう意味で「よかった」と思ったのかもしれません。
レ・ミゼラブルを読了できたとき、わたしは何を感じ何を思うのでしょう。それを考えると「よーし読むぜ☆」と張り切れるのに、いざ読み始めると「ごめん眠い」なんですよねえ。残り15%、まだまだ先は長そうです。